Q&A
Q.ひとつのゆりりんで、複数の人に使うことは可能ですか?
A.利用可能です。プローブを消毒綿などで拭いてご使用下さい。
Q.残尿測定は、どのような姿勢で測定するのか?
A.安静にして、仰向けに寝た状態で測定してください。
Q.残尿測定をする場合も、プローブをテープで固定しますか?
A.単回で残尿測定を行う場合はテープで固定する必要はありません。
Q.電池カバーが外れない場合はどうしたらいいですか?
A.誤飲防止の目的で、外しにくい構造に設計してありますので、100円・5円硬貨などを電池カバー開閉溝に押し込みながら電池カバーを指で手前にスライドさせて 外してください。
Q.定時測定(連続測定)のデータが保存されない場合は?
A.機器の設定で、測定画面を開き、保存が「入」になっているかどうかご確認ください。定時測定が開始され、「処理中」の表示があればデータは保存されています。異常がある場合は、「保存失敗」または「電池交換」などと表示されます。
Q.診療報酬点数はどうなっていますか?
A.保険診療報酬区分 D216-2
残尿測定検査 55点 (月2回まで算定可)
Q.連続測定が上手に測れない場合の原因と対策は?
A.プローブが膀胱を捉えていないことが考えられます。プローブから出ている超音波が正しい位置に置かれ、空気を遮断した状態で装着してあれば測定は可 能ですが、腹部に脂肪が厚い場合など、プローブが膀胱と水平に装着出来ていないと超音波が膀胱を捉える事が出来ません。腹筋の力を抜き、リラックスし た状態で行うことが大事ですが、プローブと固定帯との間に何らかのパッドなどを挿入し、押し圧を加えることで安定した測定値を得ることが可能です。
Q.ゆりりんの数値と導尿での実測に差がある場合は?
A.ゆりりんの測定精度は測定値±15%+20mLとなっております。患者さんが緊張していたり、ジェルが冷たい場合な どに膀胱が縮み数値が小さくなることも考えられます。押し圧を変えて何度か測定を行い、より大きい数値を採用し、患者さんの腹部の状態などから最適な 押し圧を見つけられるよう工夫してみてください。また、ゆりりんの測定値が「0」なのに、導尿では尿が得られる場合、ジャックの差込口の問題、プロー ブのコード部の断線、膀胱内に空気が入っている場合などが考えられます。その場合は、座位か立位での測定をおすすめします。