排尿障害コーナー
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最近では尿失禁、排尿障害やそれに伴う成人用オムツなどの話題がテレビや新聞広告などでも随分紹介されるようになりました。
人前で「おしも」の話は遠ざけたい・・・ところですが、実のところ排尿障害は老若男女を問わずに、個人的には関心度が高い話題だと思います。
女性の尿失禁は、お産を過ぎたころからとても多い症状であるし、高齢者の介護問題でも排尿障害は避けては通れない問題です。
これだけ社会的にも関心が高まってきたにも関わらず、病院への受診率は低いことに驚かされます。
専門科である「泌尿器科」への受診・相談が何よりスピーディーにその問題を解決する近道でしょう。
さて、排尿について少し勉強してみませんか?
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尿(おしっこ)はどうやってできるの?
腎臓で作られた尿(おしっこ)は尿管を通り膀胱に溜められます。
膀胱は下腹部と言うより、おへそよりかなり下にある恥骨上縁の後ろに位置しています。ちょっとそのあたりを押してみてください。トイレに行きたくなった方いませんか?
尿が溜まると膀胱から尿道を通って尿が体外へ排出されます。膀胱はある程度意識的に我慢して溜める働き(蓄尿機能)と意識的に排出する働き(排尿機能)とを合わせもっています。
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膀胱と神経の関係
排尿は、脳や神経の働きと密接な関係があります。脳や神経の病気や加齢に伴う脳神経の衰えにより、上手く排尿ができなくなるといった症状(排尿障害)が生じるのは、この様なことも原因にあります。
トイレに行くまでガマン我慢!
膀胱に尿が溜まると、「尿がいっぱいになりました!」と言う信号が脊髄を経て大脳に伝わります。しかし、排尿の準備ができていない間(トイレに行くまで)は、尿道(括約筋)は閉じ、膀胱が収縮しないように無意識のうちに神経が働きます。
いよいよトイレでで排尿!
トイレで排尿の準備が出来ると、大脳で「排尿しよう!」という意識が信号となり、脊髄を経て、尿道(括約筋)は緩み、逆に膀胱は収縮して排尿が起こります。つまり、排尿は脳や神経に支配され、尿道(括約筋)と膀胱の筋肉の共同作業によっておこります。
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排尿障害とは
尿を溜める働き(蓄尿機能)や尿を排出する働き(排尿機能)に何らかの問題が生じることです。排尿障害は、泌尿器科に限っての疾患(病気)ではありません。日常の中で、高齢化による膀胱機能の低下や、脳神経内科、脳神経外科、消化器外科、婦人科、内科などあらゆる疾患が原因となって起きてくるのです。
正常な排尿とは
●尿意を感じる、睡眠中も尿意で起きられる膀胱に100〜200mlくらい溜まると、
「ちょっとおしっこしたい感じ」になります。これが「尿意」です。
●しばらく我慢ができる
尿意があっても、300〜500mlくらいまでは膀胱にためることが出来ます。
そして、トイレに行くまで我慢を続けられます。
●日中4〜8回、夜間0〜1回の排尿
●200〜300mlの尿を30秒以内に出せる
●痛みや不快を伴わない
●残尿が無い
●出そうと思えばいつでも出せる
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只今準備中です |
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